FX研究スタディ備忘録 ~入門3 チャートの基礎~

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チャートのみかた


 FXで取引をできるようになるためには必ずと言ってもよいほどチャートを見れるようになる必要があります。

FXのチャートとは

チャートとは、過去の値動きを、価格や時間を軸としてグラフにしたものです。
FXでは、売買の判断をするために欠かせないものとなっています。

外国為替では、ドルやユーロ、円といった、さまざまな通貨を売買します。
土日を除きほぼ24時間世界中で取引をされているので、それぞれの通貨の需給によって価格が変動します。

外国為替の特徴は、価格が毎秒何回も変化することです。
この変化の記録を、時系列にそって見えるようにしたものが、為替チャートです。


 今、相場がどのような状況にあって、この先どのように値動きしていくかを予測し「安く買って、高く売る」「高く売って、安く買う」を繰り返していくのです。
 その、チャートを見て今後の値動きを予測することを「チャートを分析する」といいます。

分析方法はおおきく2つ

テクニカル分析  その分析の基本中の基本となるのが、チャートを使って分析を行うこと

ファンダメンタル分析 経済指標や経済に関係するニュースによる値動きを予測すること。


 ここで学ぶことは、チャートの基本なので、テクニカル分析のための基礎知識となります。 
 チャートは、為替レートの動きを時系列に並べて視覚化したものです。
 チャートの基本的な見方として、チャートの縦軸は価格、横軸は時間を表しています。価格は上にいくと高く、下にいくと安くなります。時間は右に進むほど新しく、左に進むほど古くなっていきます。


 

為替レートは需要と供給の関係によって変動します。
 その中でもトレーダーは、実需や投機を合わせて、ロング派とショート派がいます。為替市場では常にこの両派が綱引きしていて、人数が多い方に価格が動いていくのが原則です。チャートはそれを視覚化したものといえます。

ローソク足の基礎

ローソク足の基本の見方 ローソク足は、1本で1日の 取引時間中の株価の値動きを表しており、大きく分けて陽線と陰線の2パターンに分類され ます。始値よりも終値の方が高い場合を陽線と呼び、ローソク足は白色で表されます。一 方、始値よりも終値の方が低い場合を陰線と呼び、ローソク足は黒色で表されます。ま た、上ヒゲと下ヒゲの長さから日中の高値と安値を読み取ることができます。日中、株価 が大きく変動すればローソク足は長く伸び、小動きであれば短いローソク足が形成されます。このように、ローソク足の形をみることで、その日の株価の推移をおおよそ把握することが可能です。

5分足であれば5分間の価格変動を表し、5分経つと足が確定し、新しいローソク足が出現します。1時間足であれば1時間、日足であれば1日の価格変動を表します。

また、下記の通りローソク足だけでも様々な情報や特徴を得ることができ、トレード分析に活用できますのでぜひとも覚えておいて損はありません。一通り目を通しておきましょう。

トレンド相場とレンジ相場

為替相場には、価格変動の「波」があります。
ずっと上がり続ける訳でもなく、下がり続ける訳でもない。
上がったり下がったりを繰り返し、ジグザグの波を形成しています。
 そして、上昇している波を「上昇トレンド」下降している波を「下降トレンド」どちらとも言えない波のことを「レンジ」といいます。
 相場は一度動いた方向へしばらく動き続ける特徴があります。
 チャート分析によりトレンド相場を探し、「上昇トレンドのときにロングを狙う」「下降トレンドのときにショートを狙う」(トレンドフォローを行う)ということがFXトレードの王道です。

トレンド(大局観)に逆らわなければFXは勝てる‼(しかし100%勝てるわけでもなく負ける時も多々)

 ただし、トレンドも常に出ているものではありません。
 今の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを見極めることがとても大切です。

☆上昇トレンド☆

継続的に為替レートが上昇し続ける状態のことを言います。ただし一方的に上昇し続けるわけではなく、何度か高値と安値を切り上げながら上昇していくことが一般的です。

☆下降トレンド☆

継続的に為替レートが下落することを言いますが、一方的に下落し続けるわけではなく、高値と安値を切り下げながら下落していくことが一般的です。

☆レンジ相場☆

FX取引においてレンジ相場とは、一定の値幅(レンジ)で価格が推移している相場のことです。

様々な時間軸のローソク足を確認する


 週足ではレンジだが、1時間足でみると下降トレンド。1時間足で見たら下降トレンドだが、5分足でみると上昇トレンド。というような場合が多々あります。見る時間軸により、トレンドは違ってきます。
 
 1時間足で上昇トレンド、5分足でも上昇トレンドのように、上位足(大きな時間)と下位足(小さな時間)の方向が同じときのエントリーは信頼度の高い勝てるエントリーとなります。

~チェックしておくべき4つの時間足~

一概に時間足と言ってもさまざまな時間足があるため、どの時間足をチェックすれば良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは海外FX初心者がチェックしておくべき4つの時間足を紹介していきます。

5分足

1つ目は、「5分足」です。5分足は直近数時間のトレンドを把握したい場合に役立ちます。具体的なエントリーポイントや決済ポイントを決める場合にも5分足は役立ちます。

15分足

2つ目は、「15分足」です。15分足は、前日から当日にかけての値動きを把握したい場合に役立ちます。中期のトレンド情報を把握しやすいので、デイトレードで取引している人におすすめです。しかし、深夜から早朝のチャートは見切れていることがあるので、夜中の相場状況を確認したい場合は、一つ上の30分足をおすすめします。

1時間足

3つ目は、「1時間足」です。1時間足は1週間のトレンドを把握したい場合に役立ちます。基本的には、デイトレードや短期的なスイングトレードをしている人におすすめです。

4時間足

4つ目は、「4時間足」です。4時間足は、市場の大きなトレンドを把握したい場合に役立ちます。スイングトレードやポジショントレードを行う方におすすめです。基本的にチャートは大きなトレンドに沿って動いていく傾向があります。そのため、短期トレードを行う方も4時間足をチェックして、相場はどのような流れになっているのか把握しましょう。

短時間足のメリット

①短時間で稼ぐことができる

「短時間で稼ぐことができる」ことです。例えば、1時間足でトレードする場合、最短でも1時間に1回しか稼ぐことができません。しかし、1分足であれば、最短1分で稼ぐことができます。資金量や相場状況にもよりますが、1分で数万円の利益を得ることも不可能ではありません。※これはよくある1例です。

為替変動リスクを受けにくい

「為替変動リスクを受けにくい」ことです。為替は世の中の経済状況や要人発言などによって変動します。例えば、経済状況が悪化すれば価格が大きく下落する通貨もあるでしょう。

このとき、長期トレードをしているとこの為替変動リスクに巻き込まれてしまいます。しかし、短期トレードであれば数秒から数分間で取引が終わるため、為替変動リスクに巻き込まれにくくなります。

エントリーチャンスが多い

3つ目のメリットは、「エントリーチャンスが多い」ことです。例えば、トレード時間として3時間設けたとします。このとき、1時間足を参考にしていると、最大でも3回しかエントリーチャンスが回ってきません。

しかし、1分足であれば、最大180回のエントリーチャンスが回ってきます。そのため、短時間足でFX取引をすれば、多くの経験を積むことができます。

短時間足のデメリット

高い集中力や分析力が求められる

短時間足はエントリーチャンスが多い分、ハズレのエントリーチャンスも多いため、ピンポイントで正解のエントリーチャンスを選択する必要があります。

そして、判断に迷っていると、チャンスを掴むことができません。そのため、チャンスを1秒たりとも見逃さない集中力や正解とハズレを見極める分析力が求められます。

だましに遭遇しやすい

2つ目のデメリットは、「だましに遭遇しやすい」ことです。だましとは、次につながる動きを見せた後に、相場が元通りになる現象です。短期トレードの最大の敵は、このだましです。しかし、だましを予測するのは不可能なので、本物の動きを確認してからエントリーしたり、だましに会ったらすぐに損切りしたりと、しっかり対策を練っていきましょう。

大きな利益を得にくい

3つ目のデメリットは、「大きな利益を得にくい」ことです。基本的に短期トレードで大きな利益は得られません。不可能ではないのですが、数百万円や数千万円という大きな資金を用意する必要があります。数万円や数十万円の資金で大きな利益を狙おうとすると、リスクが高くなりすぎるので注意しましょう。(短期トレードで得られる利益の目安としては、5pips~10pipsです)

長時間足のメリット

大きな利益を得られる

「大きな利益を得られる」ことです。短期トレードでは10pips前後の利益しか得られませんが、長期トレードであれば100pips以上の利益を一度の取引で得られる可能性があります。

実際、大きく相場が動いた状況を利用して800pips程度の利益を得たトレーダーも存在します。トレード回数は少なくなりますが、その分、一度に得られる利益は大きいので「トレード回数よりも利益の額を重視したい」という方におすすめです。

チャートが綺麗に動きやすい

2つ目のメリットは、「チャートが綺麗に動きやすい」ことです。短時間足のチャートはだましが多いため、複雑なチャートが多い傾向にあります。しかし、長時間足のチャートはだましが少ないため、比較的綺麗に動きます。そのため、チャートに慣れたいという海外FX初心者は長時間足を参考にした方が良いでしょう。

余裕のあるトレードができる

3つ目のメリットは、「余裕のあるトレードができる」ことです。短期トレードは、素早い判断が求められるため、せわしないトレードになりがちです。しかし、長期トレードは数日~数ヶ月ポジションを保有するため、ゆったりとしたトレードができます。そのため、社会人や学生など、「チャートを頻繁に見ることができない」という方におすすめです。

長時間足のデメリット

大きな損失を負う可能性がある

1つ目のデメリットは、「大きな損失を負う可能性がある」ことです。長時間足を使ったトレードは大きな利益を得られる可能性があると説明しましたが、もちろんその逆もあります。そのため、長時間足を使ったトレードは手法よりも「資金管理」が重要です。資金管理を怠ってしまうと、FXの世界から一発退場してしまう恐れがあるので注意しましょう。

エントリーチャンスが少ない

2つ目のデメリットは、「エントリーチャンスが少ない」ことです。3ヶ月間待ったが、一度もエントリーチャンスが来なかったというのも珍しくありません。そのため、頻繁にトレードしていきたいという方は、短時間足を使うことをおすすめします。

短時間足・長時間足の注意点

感覚でトレードしない

1つ目は、「感覚でトレードしない」ことです。感覚のトレードは、もはやギャンブルです。そのトレードを100回、1000回と繰り返しても上達する見込みはありません。しっかりと根拠を持ってトレード回数を増やしていくからこそ、上達します。そのため、間違っていても良いので、必ず根拠を作ってからトレードするようにしましょう。

資金管理をしっかりと行う

2つ目は、「資金管理をしっかりと行う」ことです。特に短時間足を使ったトレードは、一度に負う損失が比較的少ないため、資金管理が疎かになりがちです。しかし、資金管理ができないトレーダーは高い確率でFXの世界から退場していきます。そのため、海外FX初心者は利益を得るよりも「資金を減らさない努力」をしていきましょう。

メジャー通貨のみで取引する

3つ目は、「メジャー通貨のみで取引する」ことです。特に海外FX初心者はマイナー通貨に手を出さないことをおすすめします。なぜなら、マイナー通貨は独特な値動きをすることが多く、相場が読みづらいからです。マイナー通貨は、基本的に教科書通りの値動きはしないと思って良いでしょう。海外FX初心者がマイナー通貨に手を出すと一発退場もあり得るので、非常に危険です。

時間足の情報を分析して未来の値動きを予想しよう

今回は、海外FXの時間足に焦点を当てて解説してきました。時間足とは、一定期間の情報が詰め込まれているローソク足のことです。基本的にその時間足を見れば、一定期間どのような値動きをしたのか把握できます。短時間足と長時間足、それぞれメリット・デメリットがありますが、海外FX初心者はまず短時間足で取引経験を積んでいくのが良いかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回学んだこと

①チャートの見方 テクニカル分析とファンダメンタル分析について

②トレンド相場とレンジ相場について

③チャートの時間足について

次回は『FX研究スタディ備忘録 ~入門4 マルチタイムフレームワーク~』

についてです。よろしくお願いいたします(*^^*)

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